翻訳: 服部 将治
ハッピープライド月間!毎年6月、世界の多くの国では、歴史上および現代におけるLGBTQIA+コミュニティの貢献を称え、関心を寄せるとともに、コミュニティが現在直面している問題に対する認識を高めるために、「プライド月間」を開催しています。今月は、日本の LGBTQIA+ コミュニティについての教育、支援、高揚に取り組んでいるいくつかの重要な組織を見てみましょう。
ストーンウォール・ジャパンは、1969年6月にニューヨークで起こったストーンウォール暴動(プライドが6月に祝われる理由にもなっている)にちなみ、1988年にJETプログラム参加者が日本のLGBTQIA+コミュニティとのつながりを目的に立ち上げた団体です。現在、ストーンウォール・ジャパンは全国に支部を持ち、オンライン・リソースの提供やイベントの開催など、コミュニティのためのネットワーク・セーフ・スペースとしての役割を担っています。
ReBitは、LGBTQIA+コミュニティに関する教育や情報提供を目的に、日本国内の学校、企業、自治体、大学などに授業や研修を行っている団体です。生徒や教師が「LGBTQIA+の視点から多様性を体験し、実感する」ことを目的としています。
一般社団法人LGBT法連合会(J-ALL)は、法律問題の重要性に着目しています。J-ALLは、政策提言や 法律制定へのロビー活動、調査、出版、相談、広報、教育活動などを通じて、「性的指向や性同一性に基づく社会的障壁を取り除くための法律を日本で立法化する」ことを目標として掲げています。
最後になりますが、JobRainbowは、日本のLGBTQIA+フレンドリーな企業と潜在的な求職者をつなぐ求人情報サイトです。LGBTQIA+への配慮に加え、男女平等、障害者への配慮、多文化主義、育児支援などについてもランク付けされ、各企業が総合的に「多様性スコア」を算出し、候補者が応募時に考慮できるようになっています。JobRainbowは、持続可能で多様な価値観を持つ企業への就職の場を提供することで、多様なアイデンティティを持つ人々が、従来の日本の就職活動では困難であったギャップを埋めることに貢献しています。
日本国内には、このほかにも多くの地域団体があり、それぞれの地域をサポートするためのリソースを提供しています。これらは、日本国内のLGBTQIA+団体が行っている重要な活動のほんの一例にすぎません。こうした素晴らしい団体をぜひチェックしてみてください!
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